18000円の回収を加算・減算式で考える/『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage -track.1-
いきなり人のテキストを貼る。
いや、もう、ほんとこれ。これに尽きるというか、すべてが「でも18000円だし」に始まり、すべての基準が「でも18000円だし」になり、どんな結論をもってしても「でも18000円だし」で終わるっていう。グッズ代含むと言われてもいらないグッズは0円(むしろかさばるのでマイナス)ですし、つまり実質チケット代18000円ですよこんなん。
で、この先もう2.5次元(に限らずだが!)で18000円のチケットを買うことはないと思いたいので、せっかくなので徒然と…久々に現場記録などを残しておこうと思った次第です。
私の経験上、ふわっとした心構えで観るとだいたいふわっと楽しんでふわっと終えてしまうのですが、ことヒプステに関してはふわっと流してしまうには失うもの(18000円)が大きすぎるわけよ!!!!!
てなわけで、「楽しませてくれるんでしょう?」みたいな受動的な姿勢ではなく、「ここに楽しみを見出せるかもしれない!!」という能動的な姿勢で気持ちを作ってから行きました。どないやねん。いやでも18000円だしさ。ヒプステだからとかじゃなくて、パッシブな気持ちで観て18000円の元が取れる作品ってたぶんないし…結果的に「最高すぎ〜18000円全然払うわ〜」と思えたとしても…
どんなに取り繕ったとしても18000円はついて回るので、感想に加算・減算式を取り入れました。ちなみにわたくしハマ推し、個人で言うと…銃兎…かなあ…?って感じです。
- そもそも会場がステラボールである:-3000円
- なんかテーマパークっぽい予算のかかったセット:300円
- ナレーションが無駄に山ちゃん(どうせなら立木さんに頼めよ!!!):300円
- 映像が2.5にしてはオシャレ:100円
- 高野洸くんさま!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!:3000円
- 高野洸くんさま、ラップだけじゃなくて喋りもきむすば一郎に寄せてるの器用すぎる:1000円
- 二郎・三郎めっちゃかわいい〜若い〜山田家尊み〜:1000円
- 二郎の松田くんは関ジュ顔だと思う:100円
- あらんちゃんwwwwwwwあらんちゃんwwwwwwwwwwwww久しぶりwwwwwwwwwwwwww:300円
- 華奢なDK左馬刻様って感じで25歳・職業ザーヤクのシルエットではない:-500円
- 銃兎…い、意外と…ええやん…思ったより銃兎やん…美人やん…(個人の感想です)(でもメイクは宝塚の男役風)(でも声は小さい)(びっくりするくらい声が小さい)(ラップ頑張ってる感はあった)(スタイルは最高)(マイク使ってるときの肩紐みたいなやつに興奮した)(総じて私はこの銃兎、"""アリ"""派です):2000円
- 銃兎の水江ちゃん、シンプルに演技が下手:-300円
- 理鶯ちゃんたぶん悪くないんだけど、もう少しガタイいいとよかったなあ!!!!!:-100円
- ブクロ3人のシルエットが最高なだけに、ハマのシルエットはちょっと惜しい:-200円
- ゲテモノクッキングまわりのハマドタバタギャグ感かわいい(いっそハマの見せ場だった):1500円
- 勇太(アカバネのカズな)が重要な役回りで出ているのは嬉しいし勇太はできる子!!!!!!(参考記事)(Bプロキャストに対しては永遠に古参ヅラをします):1000円
- 何かとソツのないアカバネの皆さん:200円
- なんだかんだ全体的に曲はそこそこいいが、やっぱメインテーマ?をみんなで歌われるとアガる:500円
- あらん左馬刻いい匂いした:100円
- ヒプマイホーン鳴らすくだりほんと爆笑した 意外と1つ1つの音がショボくて笑い死ぬ:300円
- 2幕でガシガシ踊ってくれるのいい!!!キャラ的に仕方ないとはいえ一郎・左馬刻を踊らせるのが遅ぇよぉ〜〜!!!:500円
- 心の収支:△8100円
うむ。なかなか妥当ではあるまいか。人生経験料、「チケット高ェ!!!!」と怒り狂った感情のエンタメ料を加算して、やはり10000円くらいが真っ当かな…って感じですね…なんやかんやで超エンジョイしたし学びも多かったが、しかし!しかし!!
やっぱり高野洸くんさまが本当に本当に本当に大正解。さすがのチューニング、さすがも理解度、さすがの器用さ。んで今回はそんな高野一郎とあらん左馬刻のバランスが作品としての出来に直結すると思うんですよね。一郎と左馬刻が同じパワーバランスでいなければ成り立たない。高野くんさまは正直改善すべきところがないので、あらんちゃんがどこまで引き上げられるかでだいぶ変わっていくでしょう。
とはいえ、当然2.5など初めてのあらんちゃんは、刀ミュという大舞台でオタクをかっさらってきた高野くんと同じ方法論を取れるはずもない。いわゆる「2.5でウケる役作り」をいまから身につけるのは土台無理な話なので、あらんちゃんはあらんちゃんなりの武器で左馬刻を高野一郎と対等に戦わなければならないわけですよ。それは何か。ヒントは今日の公演で見えた気がするんですよォ!!!!!本当最高だった、連番のヤクザと「それ!!!!!!!!!!!」って叫んだがな。
ヒプステ!!!!Wカテコのあとハケる直前にあらんサマトキ様がニコッて微笑んで上手の客がひゃぁ…!!!!!って色めいたの超よかった!!!!!!!!!
— id:LOVEMACHINES (@overflowingdays) November 16, 2019
これね。あの「一瞬の仕草で大勢のオタクが色めき立つ」って、たぶんジャニーズでアイドルやってきた人ならではの職能だと思うんですよね。練習して持ちうるものじゃないからこそ、あらんちゃんにはこの「ジャニーズ出身」というアドバンテージを左馬刻に注入していただきたい…「二次元の依り代になる」仕事は絶対に高野くんに敵わないので、阿部顕嵐と碧棺左馬刻のちょうどいいところをぜひ見つけていただきたい。そしたらきっと、ジャニーズ耐性のないオタクたちも一気に引き入れることができる。私はあらんちゃんの何なんだ。この先二週間?の間にきっと変わるであろうので、ライビュ観るの楽しみです。
あとあらんちゃんに関して言えば、シルエットに驚いた。やっぱジャニーズにいた人って華奢なんだなあ。ジャニーズっぽさって少年性と言い換えてもいいと思うのだけど、こういう場にぽっと放り込まれると際立ちますね。今回はそれが25歳の左馬刻にしては薄すぎ華奢すぎ少年っぽすぎでもったいなかったなー。2.5って顔以前にシルエットが大事だったりするから(なぜなら顔はなんぼでもメイクできるので)、もうちっと身体が厚かったら説得力あったんだろうなと。
私なんでこんなにあらんちゃんのことばっか考えてるんだろう…いやでも本当に、この作品がぐっと底上げされる要因があるとしたら、それはきっとあらん左馬刻の出来なんだろうと…思うわけですよ…ほかのキャラって正直どんなによくなっても作品自体を底上げするには至らないと思うから。現状、ステージにハマの3人しかいないと手に汗握っちゃうんだよw なんぼチャレンジングな舞台とはいえ「こいつがいればとりあえずは安心…!」みたいな人は必要。高野くん(と勇太)が今作でのそのポジションなので、ハマ3人だけになると一気に不安になるw 「全員が全員デキるヤツである必要はない」というのは2.5の長所だと思うから別にいいんだけど、あらんちゃんが「間」を握れるようになるだけでだーいーぶー安定するだろうなーとは思う。
物語とかそういうところに関してはよくわからん。なぜなら初見は18000円の元を取ることに必死になってしまうからです。まあ原作もふわっとしてるし、このくらいでも「ヒプマイ感」は担保できているのではないでしょうか…わかんないけど…そんで原作があんな感じだからこそ、細々したエピソードをパフォーマンスでつなぎ合わせる構成は間違いではなかったんだろうな。がっつりした演劇にするなら、それこそ刀ステ・刀ミュレベルに脚本作り込まなきゃ成立しないのでは。原作好きで2.5に拒絶感がなく、「18000円は高いけど、意外とおもしろかったりするかもな〜」くらいなら全然楽しめるんじゃないかな…いやわからんな…18000円だもんな…
結論としてはやっぱり「12000円くらいなら大絶賛で終われる」みたいなさ…また金の話すんのかって?するよ!!!!だってヒプステの根幹にあるのはどう考えても選択肢のない18000円だろうがよ!!!!案の定空席チラホラあって、ザマァ!!!!!!!!!!って気持ちになってしまいました。私も言うて18000円払ってんだけどさ。何がムカつくって「いまいちばん勢いのあるコンテンツだし、18000円でも応募殺到っしょ〜(鼻ホジ)」みたいなナメた態度がムカつくんだよな…私たちにも選択肢があり、生活があり、予定があるということを考慮していないその態度よ…「値決め会議のときに全員泥酔してた」とかじゃないと納得できない…
ぶっちゃけついてくるグッズもいらんもんばっかで、これが「パンフレット・リングライト付き18000円」だったらこんなにムカついてないと思うわけ。グッズいらんがパンフだけ欲しい人多いだろうし(私だ)、リングライトは作中でつけてね〜って言われるから。需要や必要性でいうとだいぶ上位に入るこれらが入ってないことで「18000円払わせたうえに買わせるのか??????????」みたいな怒りが芽生えてしまうんだよね…トレブロをひとりで何千円分も買うのとはわけが違う。やっぱり選択肢を奪われたうえで強要されてる感がムカつきの源泉だろうなあ。シブジュク公演はまた舌打ちしながら18000円のチケット買う、それはもう怒りエンタメの一環として許容するから、これ以上こんな愚策が広がりませんようにと願うのみです。
【追記】
ここまで言っておいて、自分でモチベーションを上げすぎてチケットを増やしました。その軌跡をどうぞ。我ながら楽しみ上手すぎるだろう。リセールで無事にチケット買えて、席番見たら初見とほとんど変わらなくてキレたね!!!!!!5番だけセンターに寄ったけれども!!!!!クソがーーー!!!(怒りのエンタメ化)
ヒプステの話の続き。ようやっとキャラに慣れたところで終わっちゃうのが惜しかったなあw2幕がそこそこアガるから余計に。もう1回観たら最初からいい感じで入り込める!→でも18000円…のループにハマるっちゃハマるんだけども。
— id:LOVEMACHINES (@overflowingdays) November 17, 2019
あと私はただ上手いダンスに全然興味がないから入れてないけど、もちろんアンサンブル加点もアリだと思う。みんなも自分なりのヒプステ加点ポイントを探してみようね!
— id:LOVEMACHINES (@overflowingdays) November 17, 2019
アウトプットしてようやく私の18000円が成仏した気がする。ありがとうヒプステ。なんだかんだで高まってるからもう一度観たいっちゃ観たいが、のべ40000円(ライビュ含む)を出す勇気はありません
— id:LOVEMACHINES (@overflowingdays) November 17, 2019
ヒプステ、着席した瞬間9月(あんステです)に募り募ったステラボールへの憤りが鮮やかに蘇って興奮したよね。40番代はメインシートを名乗るな。身体45°斜めにしないとステージ見えんやろがい!!!!!!!!!!ナメとんのか!!!!!←これが怒りのエンタメ化です
— id:LOVEMACHINES (@overflowingdays) November 17, 2019
ステラボールの加点ポイントは「音がいい」くらいしかない…+150円くらい…その他要素で-3000円だけども…
— id:LOVEMACHINES (@overflowingdays) November 17, 2019
ヒプステオリ曲の音源聞くとめっちゃコスパ上がるよん〜〜!!!!!!!予習すんのもアリだけど、メインテーマだけは劇場でフルを聞いたほうがいい(あー!上手い!ってなるギミックがあります)。難しいな。1回観たあとの後出しコスパ上げが最適か。
— id:LOVEMACHINES (@overflowingdays) November 18, 2019
いやほんと、通勤中延々ヒプステでもらったオリジナルCD聞いてたらめちゃくちゃキャラ理解・作品理解が高まった…とくにアカバネ…これは本家と同じ構造…w
— id:LOVEMACHINES (@overflowingdays) November 18, 2019
ヒプステオリ曲、3曲とも井手コウジ先生作詞作曲なのか!!!?!?天才すぎるw
— id:LOVEMACHINES (@overflowingdays) November 19, 2019
全体曲もブクロ曲もハマ曲も、既存楽曲から「っぽさ」を抽出して新しい曲に再構成してんのすごすぎ。ヒップホップど真ん中の人じゃないからできる所業なのかもしれない。舞台映えするポップさが3曲ともありますね
いや銃兎から見下ろされるのもすごくいいんだけど…へへ…えっ私すごい水江銃兎のこと好きになってきてる…自家発電がうますぎない!?!?
— id:LOVEMACHINES (@overflowingdays) November 19, 2019
俺は弱い… pic.twitter.com/6j1la3Sc5N
— id:LOVEMACHINES (@overflowingdays) November 19, 2019
2枚目のチケットを買った(実質)から大手を振って文句を言おうと思うね私は
— id:LOVEMACHINES (@overflowingdays) November 19, 2019